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【Diary】遥光からの手紙【第3回】

遥光からあなたへ

 

庭園「はるか」には、梅のかおりが漂う

 

1年間というのは、本当に早いもので、

あっという間に年度末になりました。

みなさま、お変わりありませんでしょうか。

 

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春の訪れと共に、自然溢れる私たちの式場にも色とりどりの花が咲いております。

桜の便りが各地で聞こえておりますが、

第一駐車場と第二駐車場の間にある「庭園-はるか-」には

梅が満開の花を付け、会葬者の皆様に甘い香りをお届けしています。

 

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「梅」の漢字を見てみますと、右が「人」と「母」によって成り立つことに気づきます。

寒い冬を越え、春の暖かさで咲き、甘く優しい香りで見る者を包む「梅」は、

まるで「お母さん」を表現しているようです。

 

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誰にでも、必ず「お母さん」がいます。

私たち人間は、母の体内で育まれ、母を通してこの世に生まれてきます。

母の「産みの苦しみ」はとても大きいものとされていますが、

わが子が産まれた瞬間の喜びと幸福は、その苦しみを消し去るといいます。

 

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仏教においては、「佛説父母恩重経」という経典によって、「父母の恩」が説かれています。

詳しい内容までは触れませんが、基本となる「十の恩」が説かれ、

「父母の恩の重いことは、天に極まりがない」と説かれています。

私たちが想い、感じる以上に「父母の恩」は大きいものなのです。

 

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お母さんがいらっしゃる方も、すでにお別れをされた方も、

「梅」の花を通して「お母さん」に想いを馳せ、感じてみませんか。

当たり前になってしまう「お母さん」のありがたみ。

そんな心を感じる、「庭園-はるか-」の梅の花でした。